UEII 九州大学教育改革推進本部

本部長挨拶



九州大学第24代総長 石橋達朗

己が専門の蘊奥(うんのう)を極め、
合せて他の凡てのことに対して一応の知識を有して居らんで、
即ち修養が広くなければ完全な士と云う可からず。
九州大学初代総長 山川健次郎
(嘉永7[1854]年~昭和6[1931]年)

 学問の奥深い専門性と、幅広い教養を合わせ持った人物の輩出は、九州大学が明治44[1911]年の創立以来、一貫して追求してきた人材育成の理念です。学問分野の高度化と専門分化が進行する中で、この理想の実現はますます難しくなっています。複合的な要因による地球規模の課題が深刻化する中で、新たな学際融合の視点も重要性を増してきています。こうした時代にあって、九州大学は、次代を担う人材育成の課題により一層注力し、全学をあげて取り組んで参ります。

 教育改革推進本部は、本学の教育に関するシンクタンク及び司令塔組織として、学部・学府及び教育関連の学内共同教育研究センターと連携・協力して教育課題を析出し、解決策を提案し、取組を推進するために、平成29[2017]年11月に設置されました。本学は、国立の基幹・研究・重点大学として、これまでも不断に教育改善に取り組み、柔軟な教育・研究組織の編成を可能にする「学府・研究院制度」の導入(平成12[2000]年)、アクティブ・ラーニング型の「基幹教育」の実践(平成23年)、文理融合・課題解決型の「共創学部」の設置(平成30[2018]年)をはじめとする先導的取組を展開してきました。教育改革推進本部は、その基盤のうえに、学部・学府における教育の体系化、効果的実践、及び質保証の支援に取り組んで参りました。今後も、学内組織との連携・協力関係を一層強化しながら、高度な専門性に基づく教育改革の企画・評価・支援事業に取り組み、教育データに基づく世界水準の教育を牽引して参ります。